知らないと怖い!?歯並びは歯だけの問題じゃない!

かみ合わせ

みなさん、こんにちは!

小児歯科医のヤスです👨‍⚕️

今回はタイトルにあるように、歯並びについて説明していこうと思います。

お子さんの歯並びは今のお母さん達の多くの悩みどころだと思います。

今回は「なぜ歯並びが悪くなるの?」というところをテーマにして、こどもの歯並びを深掘りしていこうと思います。

え、歯並びって遺伝じゃないの?

遺伝の要素は少ないと言われています

ん〜、じゃあどうして歯並びが悪くなるのかしら…

歯並びは歯だけの問題ではありません。

歯並びの裏側では何が起きているのか?

今回はみなさんにそのようなことを知っていただきたいと思います😊

それでは本題に入っていきましょう!

顔の成長発育について

みなさん、一度満員電車を思い浮かべてみてください。

朝の通勤時間、座って少しでも寝ていたいのに、立った状態で身動きが取れないぐらいにぎゅうぎゅうづめ…

結構辛いですよね😅

では、なぜ、乗っている人は、なりたくもないのにぎゅうぎゅうづめになるのでしょうか?

それは「限られた空間の中に」人がいっぱい入っているからです。

では人の数は変えないで、車両の広さが倍になったらどうでしょうか?

人と人とがくっついているぐらいの距離感は解放されて、1人1人の間隔には余裕が生まれます

まさに歯が重なっている人はこれと同じような現象が起きています!

歯は大きさが変わらないので、生えてくる場所の広さによって窮屈かどうかが変わってきます。

つまり、顎の大きさが先ほどの例の車両の大きさですね。

大きければ歯はゆったりと生えてきてくれます。

歯が重なって生えてくる子は、そもそも顎がしっかりと大きく成長しきれていないのが原因の一つです。

なので、歯並びが悪い子というのはほとんどが、「顎の発育が悪い」!

歯だけの問題じゃなかったんだ…

まずはその土台をしっかりと大きくしないといけませんね

ここで、「なぜ成人矯正では歯を抜かないといけないことが多いのか?」ということを考えてみてください。

それは、成人には顎の成長発育がない(少ない)からです。

土台が大きくならないので、車両の大きさはもう変わることがない。

じゃあ乗っている人を綺麗に並べるには… 乗っている人の数を減らそう!

ということになります。

顎の発育が悪いとは?

では、顎の発育が悪いとはどういうことなのでしょうか?

まず、イメージしていただきたいのですが、「歯は顎や顔の全体の一部」ということ

そんなことわかってるわよー

ですよね。笑 しかし、矯正というと、ここがイメージできない方が多くいらっしゃいます。

こどもの時期から大人にかけて、例えば、「身長」を想像してみてください。

成長期では身長がグングン伸びていき、こどもから成人にかけて、1メートル以上も大きく伸びていきます💪

身長とは足底から頭のてっぺんまでの距離のことですが、

こどもと成人とを比べた時、足底は同じですので、差がみられるのは頭のてっぺんの位置ですよね

仮に1メートル差があるのであれば、それは体のどこの長さに差があるのでしょうか?

…何言ってるかわかるようで、よくわからないわ

つまり。笑

頭のてっぺんだけが伸びているわけではなく、からだ全体がちょっとずつ大きくなって、その合計で1メートルの差になっているんですね!

これは顔と顎についても同じことが言えます。

成長期に「歯が窮屈だな、歯を動かすか」というのは、

先程のこどもの身長の例で、「もう少し身長伸ばさないとな、頭のてっぺんの位置が低いからそこをひっぱろう」としているのとあまり変わらないということです。

歯の元である顎、そして顎に隣接する骨同士も発育していかなければ、大きくバランスが崩れた成長発育になってしまいます。

なので、歯並びを改善しようと思うと、顎の発育からみていかなければなりません!

では、顎を大きくするにはどうすればいいでしょうか。

顎をしっかりと大きくするためには?

よく噛むと大きくなるってよく聞くけど?

正解です!それも一つですね

成長発育にあるこどもは顎が大きくなろうとするポテンシャルがあります。

ではその成長する「方向」はどう決まるのでしょうか?

いくら顎が大きくなったほうが良いって言っても、変な方向に大きくはなってほしくないですよね。

成長するにも向きがあります。特に顎や顔は複雑な形態ですので、いろんな方向への成長が必要になります。

ここで、骨の周りには何がついているか?それを考えてみてください

お肉じゃないのかしら?

そうです。筋肉などの軟組織ですね

なので、その軟組織がどのように発育しているか、どのように使われているかによって、骨をどの方向に引っ張っているかが決まります。

ここはすごく重要なポイントです!

そしてその引っ張られる方向に骨は成長していきます。

いい筋肉に育てよう!

じゃあ歯並びお直そうと思ったら筋肉を鍛えるべきなの?

そうです!しっかりと鍛えて、顎をいい方向に常に引っ張っておくことが大事です

常にいい方向になるようにしておきましょう!

合言葉は「下ではなく、前に!」

お口を開けているような筋肉の使い方をしていると、その方向(下)に骨は引っ張られます。

そして、あまり噛まない子は噛む筋肉が弱いので、口を閉じようという筋肉が働きづらい。そしていつもお口はちょっと空いているようになり、やはり骨はその方向(下)に引っ張られます。

舌をしっかりと動いていない子は舌の筋力が弱いので、内側から外に拡がる力が弱くなり、顎は狭くなります(前方に行かない)。

なので、成長方向を前にするには本当に色々ありますが、

まずご家庭でぜひやってほしいことは

・よく噛むこと(ガムを併用するのをお勧め!)

・いつもお口を閉じておく

まずはここからやってみましょう!

以上の2点をやっていて損は絶対にありません!

このようなことから顎の発育は変わってきます😊

しっかり噛むというのは、噛む筋肉を鍛えて、いい方向に骨を引っ張ってあげることができるのね

ここで、噛む練習にはガムをおすすめしています!

当院で扱っているのは以下の2つ。

どちらもおいしくて、むし歯になりにくいというのが大きな特徴です。

ガムを噛む時のお約束は1つ!

「必ずおくちを閉じること」

これで1日20〜30分、毎日噛めば、噛む筋肉はかなり鍛えられます!

是非試してみてください😊



まとめ

いい歯並びはいい顎の発育!

そしていい顎の発育はいい筋肉!

お口の筋肉マッチョになりましょう!

(やりすぎは良くありません)

まずは

・よく噛む

・いつもお口を閉じておく

これを実践してください。

それでは今日はこの辺で😊

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