家庭で実践!お口遊び

コラム

みなさんこんにちは!

小児歯科医のヤスです👨‍⚕️

いきなりですが、みなさんの周りのこどもさんたちはお口がぽかんと開いていることはないですか?

そう言われると多い気がするわね

今回はそのお口ぽかんを解消する「口遊び」を紹介します。

楽しく遊びながらくちびるの筋力を鍛えることができますよ!

是非最後まで読んでみてください😊

ある調査では、お口ぽかんをしている子の数は約30%程で、年齢とともに増加している(12歳児では約40%)とのことです(引用:Nogami et al.  ; Environmental Health and Preventive Medicine, 26 :11, 2021.)

また、お口の締まり具合を測定するために、口唇の閉鎖測定器を用いた実験では、

3~6歳児までは口唇の閉鎖力は増加傾向ですが、小学生になると、その増加は停滞し、あまり大きな変化が見られないようです(引用:齊藤一誠:現代っ子の口腔機能は大丈夫?,小児歯科臨床, 22(5):6-15, 2017.)

なので、くちびるを鍛えるには6歳までがチャンスということです

この「お口ぽかん」がお口の筋肉の調和を乱し、不正咬合にも繋がってきます。

唇の圧力が弱いので、歯はどんどん前に傾斜していき、「出っ歯」になるような力が働きやすいです。

このようなお口の締まりが悪いのは、お口をしっかりと使えていない、鍛えられていないのが原因と考えられます。

それらは一般的には、「食べ物が軟らかくなった」、「食事中に飲み物の流し込み食べ」などによる、よく噛む必要がなくなったことが原因の一つと考えられますが、もう一つ重要なのが、「口遊び」です。

口遊びって

「にらめっこしましょ、わろたら負けよ、あっぷっぷー」

などはこれを読んでくださっている方は、こどもの頃に一度はやったことがあるのではないでしょうか?

あの時は相手を笑かそうと必死で顔を変な形に変えていたものです。

その他にも、「紙風船」、「シャボン玉」、「吹き戻し」、「口笛」などお口を使った遊びがたくさんありました。

そのようなお口を使った遊びを毎日することで、こども達は自然にお口の筋肉を鍛えていたのですね。

しかし、最近では、こども達に「昨日は何して遊んだの?」と聞くと、そのような遊びをしているという答えはなく、ほとんどがゲームやYouTubeなど、屋内で1人でできる遊びばかりになってしまっています。

加えて、

・ガムは誤飲やお行儀が悪いのでさせない

・シャボン玉は液の誤飲の警戒のためやらせない

・汚れる、汚いなどの理由からさせない

・核家族化による祖父母など口遊びの伝承者の不在

・草笛などの自然の喪失による機会の減少

など、伝統的な遊びを親がさせない理由もいろいろ考えられます。

確かに、あまりこういうことをさせる機会は減った気がするわ…

今では口笛を吹けない子がどんどん増えてきているというデータもあります

お家でできる、お口の筋力チェック!

うちの子のお口は大丈夫かしら…

歯医者でみてもらう前に、お家でこどもの口腔機能を少しチェックしてみましょう!

これが全てとは言いませんが、できれば6歳頃の卒園時には以下のことができるようになっておいてほしいなというものをあげておきます。

・口笛が吹ける

くちびるを上手に使い、息を大きく吸ってゆっくりと吐くなど、お口の機能をたくさん使います。

これも遊びながらできるので、何かお子さんが好きな曲をチョイスして、口笛で吹けるように練習をしてもらえれば、お口の機能も向上し、親子の良いコミュニケーションにもなると思います😊

・風船を膨らませる

これも大きく息を吸って、くちびるをうまく使って息を吐き出さないといけません。

風船なら膨らましたあとでも遊べますし、良い遊び道具ですね😄

「働いている医院でもガチャガチャの景品では風船は一番人気です」

・ロウソクの火を息で消せる

「こんなの簡単じゃないの」

と思われる方が多いのではないでしょうか

これが意外に難しいんです。

しっかりと口をすぼめて息を勢いよく吹かないといけません。

よく誕生日ケーキでそのような場面があると思いますが、それ以外にも小さな記念日やお祝いでロウソクを用意してみてはどうでしょう?

お口も鍛えられますし、雰囲気も楽しくなりますよ😊

その際は、できればお口から10~30cmほど離した距離がいいと思います。

・吹き戻し

みなさん、「吹き戻し」はご存知でしょうか?

ピーヒャラ笛、ピロピロ笛などとも呼ばれるものです。

よくお祭りなどの縁日で景品とされるものですね♪

これもしっかりとくちびるのくわえる筋力がないと、しっかり吹けません。

これはこどもも楽しんでできるナイスなアイテムです😄

一緒に楽しんで遊びながらやってあげてください!

当院で扱っている吹き戻しはこちらになります。

これはその子の口腔機能の強さによってレベルが分けられるので、訓練には最適です😁


<まとめ>

いかがでしたでしょうか?

昔はいろいろあった口遊び

今のテクノロジーからすれば、かなりアナログに感じますが

これは楽しむことと同時にこどものお口の発育に大きく寄与しています

先人の知恵がたくさん詰まっているのですね😊

それが今では伝える人がどんどん少なくなっています。

こどもにはTVゲームや刺激の強い遊びだけではなく、

コミュニケーションが取れて、楽しく、健康に繋がる様な伝統的な遊びもたくさんしてあげてほしいなと個人的には思います。

なんかイメージが変わったわ!これからはこどもと一緒にやってみる!

是非こどもさんと一緒に語りかけながら、楽しんでやっていただければと思います

みなさんも是非😄

それでは今回はこれで終わります!

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