比べてみよう!鼻呼吸と口呼吸の違い

かみ合わせ

みなさんこんにちは!

小児歯科医のヤスです👨‍⚕️

今回は呼吸のパターン、鼻呼吸と口呼吸の違い

を説明していきたいと思います。

鼻呼吸の方がいいというのは言われたことがあるけど、どういいのかしら?

こう疑問に思っておられる方は多いのではないでしょうか?

結論から申し上げると、平常時は鼻呼吸であり、口呼吸をするときは非常時だということです。

そして平常時も口呼吸をしていると万病の元になります。

それはどうしてか!?を説明していきますね。

是非最後まで読んでみてください😊

鼻呼吸は天然の空気清浄機!?

まずは口呼吸と鼻呼吸の違いについてざっとみていきましょう

人間の顔を断面で見てみるとこうなります。

鼻呼吸をした場合の空気の通り道をこの図を見ながら想像して見てください

まず鼻の穴に入ってくる空気は鼻毛と鼻の粘膜(鼻水などで湿っている粘膜)で大きなごみやホコリ、細菌は絡め取られます。(この絡め取られたものが「ハナクソ」になります)

そして大きなゴミが排除された空気は副鼻腔という鼻の中の空洞を通ります。

この副鼻腔というのは鼻の穴の中で広がる洞窟のようなものですね。

その空洞を通るときに空気は体温の近くまで温められます。

そして、温まった空気は最後に扁桃という免疫機構に触れ、ここで鼻毛や粘膜で絡め取れなかった小さな細菌やウイルスはここで排除されます。

このように、汚く、冷たい空気は鼻呼吸によって、浄化された綺麗で温かい体に優しい空気になり、肺に入ってきます

すごいわね!本当に空気清浄機が入ってるみたいじゃないの!

そうなんです。これを使わないとはもったいない!では口呼吸はどうでしょうか?

一方、口呼吸はどうでしょうか?

口から入る息をまた想像してみてください。

お口の中には鼻毛のような毛はありませんね?

加えて唾液によって湿潤することもありますが、口呼吸をする人は大抵お口の中は乾いています。

なので、鼻呼吸でみられたような大きなホコリや細菌などをキャッチしてくれるような仕組みはありません。

そして次に鼻呼吸でみられたような空洞はどうでしょう?

そのようなものはありません。

冷たい空気は体温近くまで温められる暇もなく、体の中に入ってきます。

そして最後に扁桃です。

喉の奥にあるたくさんの扁桃ですが、口呼吸ではその一部しか触れることができません。

なので、免疫機構には少し触れるような感じです。

それを過ぎるともう気管を通って肺にいきます。

どうでしょうか?

口呼吸では、汚く冷たい空気が、浄化されず、温められないまま肺の中に入っていきます。

本当に全然違うわ。なんかそう考えると、汚いものをどんどん身体の中に入れてしまっているのね

このような理由から口呼吸ではアレルギーが起こしやすかったり、体内で異常な反応を起こしてしまいます。

鼻呼吸で落ち着いた静かな呼吸を身につけよう!

そして呼吸法の違いについてもみてみましょう!

結論から、鼻呼吸は横隔膜を使った腹式呼吸、一方口呼吸は胸を動かす胸式呼吸が誘発されます。

そしてそのどちらがいいかというと、ここでも鼻呼吸に軍配が上がります、

横隔膜を使った呼吸の方が効率的なんですね。

それは肺の形を見ればそのようになっているからです。

肺は上が細く、下が広がっているため、下半分の血流は上半分よりも多いのです。

肺の上の部分だけ使うペースの速い呼吸は、肺の下部を活用していないので、

血液に送られる酸素の量が少なくなってしまうのです。

そして、ゆっくりと静かな呼吸をしようと思うと、ある程度の「空気の抵抗」が必要になります。

つまり、ガバガバと空気が入り込んでしまうと呼吸の回数がどんどん増えてしまうんですね。

先ほどの鼻呼吸と口呼吸の違いにあったように、

鼻呼吸は鼻から入った空気が副鼻腔という、いろんな空洞を通ってから肺に入っていきます。

なので、肺にストレートでどんっと空気は通っていかないんですね。

いろんなところを通って、温められて、浄化されて体内に入ってくる。

これは違う言い方では「抵抗」があるということです。

抵抗があると、鼻で呼吸するのにガバガバと呼吸のガス交換はできません。

例えば全速力で走った後は、鼻では呼吸が追いつかないですよね。

フンガフンガなってしまい、酸素不足になってしまいます。

こういうときは酸素と二酸化炭素のガス交換をしないといけないので、口呼吸が優先されます。

しかし、これはいわゆる非常時ですよね。

いつも会えばフンガフンガと息切れしている人はいないと思います。

平常時はゆっくりと静かな呼吸をするのが必要です。

ではそれはなぜでしょうか?

それには二酸化炭素を体内に溜める必要があるからです。

「え、どうゆうこと?」

となった方はまたそれについても記事を書きますので、そちらも参照にしてみてください。

記事をアップすればリンクを貼り付けておきます。

→『あなたは大丈夫?理想的な呼吸とは』

鼻呼吸はリラックスできる呼吸!口呼吸は…?

鼻呼吸は腹式呼吸で誘発されます。

そうすると、静かで、ゆっくりとした呼吸になりやすい。

そして副交感神経が優位になるので、リラックスする自律神経になります。

なので、鼻呼吸のこどもさんは穏やかな子が多いですね😊

一方、口呼吸の子は胸式呼吸が誘発されて、浅く、早い、荒っぽい呼吸になってしまう。

これはつまり全速力で走ったりとか、急に激しい運動をおこなった後の状態に似ています。

交感神経優位になります。

先ほどもお伝えしましたが、「戦うか、逃げるか」のスイッチになってしまうんですね。

なので、口呼吸の子は落ち着きがなかったり、極端に物静かであったり、

そのような特徴が見られやすいです。

なので、日頃の激しい運動などをしていない時は、極力鼻呼吸をさせることをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

この鼻呼吸はなぜ体にいいのか?

というのは本当に多方面から説明ができます。

今回はその中のほんの一部です。

また鼻呼吸については書いていきたいと思います。

ではまとめです。

・鼻呼吸は天然の空気清浄機

・口呼吸は万病の元

・鼻呼吸では横隔膜によって呼吸する腹式呼吸

・鼻呼吸は副交感神経、口呼吸は交感神経

以上です。

何か質問などあればお問合せフォームからご連絡ください。

それでは今日はこの辺で😊

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