【必見!】むし歯ができる4つの条件

むし歯

みなさんこんにちは!

小児歯科医のヤスです👨‍⚕️

みなさんはむし歯の原因はなんだと思いますか?

え、砂糖じゃないの?

砂糖だけでむし歯はできません!

みなさんはお菓子だけ、もしくは歯ブラシ不足だけをむし歯の原因だと思っていませんか?

今回はどうなってむし歯になるのか?をみなさんに理解いただき、

こうなったらリスクが高くなるから、こうやって他のところでリスクを減らそう

などと、おやつや歯ブラシなどと適度な距離感で接していただけるようになると思います!

むし歯を防ぐためには、こうした誤解をなくし、歯について正しく知ることが大切です!

是非最後まで読んでみてください😊

むし歯ができる「段階」を知ろう!

生まれたての赤ちゃんにはむし歯菌はお口の中にいません。それがその後、どのようにむし歯ができるか、その段階はご存知ですか?

んー、全然わかんない。

まずはその順番を知りましょう!

先述しましたが、生まれたての赤ちゃんのお口の中にはむし歯菌はいません。

そこからむし歯ができるには、どこからかむし歯菌が移住してこないといけません。

お口の中からむし歯菌が生まれるわけではないですね。

これの原因は主にお母さんを初め、保護者や兄弟のご家族のみなさんです。

むし歯菌は赤ちゃんと接する人の「唾液」を介して感染していきます。

これを「むし歯菌の移住」としましょう!

そして、赤ちゃんのお口の中に入ってきたむし歯菌はお口の中で住み着かないといけません。

むし歯菌も住み着く場所がなければ、「あ~れ~」となってお口を通り越して流れてしまいます。

ではその住み着く場所はどこかというと、「歯」ですね。

なので、歯がない生後数ヶ月までの赤ちゃんはむし歯菌が入ってきたとしても、お口の中に住み着かないので、むし歯になりようがありません。

しかし、歯が生えてきて、他人からの唾液との接触があれば、むし歯菌は移ってきて、歯に住み着きます。

これが「むし歯菌の定着」という段階です

そして、歯に住み着いたむし歯菌はそこで生活を営みます

そこでどのような反応をするかというと、

砂糖を取り込んで、酸を出す

ということが主な反応です。

私たちが酸素を取り込んで、二酸化炭素を出すのと同じように、

むし歯菌は砂糖を取り込んで、酸を出しています。

この段階を「むし歯菌が酸を出す」ということにしましょう!

そして、この出てきた酸が歯に接して、

ずっと酸が歯に接していると、初期むし歯が出来上がります。

初期むし歯ができてくると、そこからリスクが傾いていればどんどんむし歯が大きくなっていきます。

この酸が接する時間が初期むし歯ができるかどうかの重要な問題になってきます。

この段階を「初期むし歯」と言うことにしていきます。

それでは一つ一つの段階でどう対策をできるか。

それを考えていきましょう!

一つ一つの原因に対して対策をしていきましょう!

あの有名な哲学者デカルトさんはこう述べています

「困難は分割せよ」

先ほどお話しした原因に対して全部をまるっと対策するのは

初めはなかなかハードルが高いと思います。

原因をわかっていただければ相手の正体がわかりますし、

その弱点や予防策を一つずつ見ていきましょう!

移住

保護者や家族からのむし歯菌の移ってくる機会を減らすことです。

なので、「口移し」などは極力避けましょう!

唾液がネタネタに絡まったものを赤ちゃんのお口の中に放り込むのはやめておいてください。

しかし、口移しを控えたとしても、共に生活をしているとどうしても唾液の干渉は避けられません

なので、保護者の方のむし歯菌の数を減らすようにしておくことも大事です!

保護者のお口の中がむし歯の数が多ければ多いほど、その分唾液に乗ってくるむし歯菌の数は多いです

母親がきちんとむし歯予防のケアを受けるか受けないかで、そのこどものむし歯の数は減少したとの実験がありました。

なので、赤ちゃんのためにも保護者のみなさんは歯医者を受診して、定期検診とクリーニングをきちんと受けるようにしましょう😊

定着

どう予防をしていっても、多少なりともむし歯菌が移ってくるのは避けられません。

そこで、住みにくいお口の環境を整えてあげるのが必要になってきます。

むし歯菌がくっつきやすい歯の表面にはならないようにするのが大事です

例えば、夜間母乳などですね。

母乳だけではむし歯にはなりませんが、母乳によって歯の表面がベタベタになるので、

むし歯菌がよくくっつきやすい環境になります。

また、同じように歯の表面が食べかすがいっぱいついているのも同じですね

そしてより一層くっつきやすくなるのは「砂糖」です。

砂糖の入っているものってみんなベタベタしてませんか?

あれがまさには表面でも同じようになっています。

なので、砂糖の摂取は極力控えること

これはリスクを下げるひとつの対策ですね。

酸を出す

そして砂糖を取り込んだむし歯菌は砂糖を消費して酸を出します。

この酸が後に歯を溶かす原因になってきます。

ここで、このむし歯菌が酸を出すのを止めていきましょう!

そこで有効的なのが

フッ化物とキシリトールです

フッ化物

むし歯菌が砂糖を取り込んだときにフッ素があれば

酸を産生するのをブロックしてくれます!

加えてフッ化物があれば歯の耐酸性の向上にもなるので、むし歯に対しては非常に有効なんですね

フッ化物のことについてはこちらの記事で詳しく書いていますので、

是非ご覧ください😊

≫「フッ素の活用方法」

キシリトール

キシリトールは砂糖と違った分子構造をしているため、

むし歯菌がいくら取り込んでも酸を出すことができません。

そのため、増殖もできずにむし歯菌は減って行ってしまうのです!

なので、どうしてもお菓子を食べたいと言う子には

キシリトール入りのガムやタブレットを与えてあげるのも有効ですね😊

初期むし歯

むし歯菌が酸を出し、それが一定時間以上歯に対して作用していると、

歯の表面は溶けて初期むし歯ができます

なので、ここで言えることは

歯ブラシをしてしっかりとプラークを落としてあげること

そして歯科医院で定期的にクリーニングを受ける

ことが大事です

歯の表面をきれいにしておくのはここで効いてくるんですね!

そして既出しましたが、  

フッ化物の使用はここでも重要です

歯の耐酸性が向上すること

そして初期むし歯になった表面に対して再石灰化を促進する効果

があります。

むし歯菌にも作用して、歯の防御力も上げてくれます

ここでもフッ化物は大活躍

他の記事でも書きましたが、

フッ化物配合の歯磨き粉を使用して1日2回の歯ブラシ

これが予防の基礎中の基礎

是非ここから取り組んでみてください!

まとめ

いかがでしたでしょうか!?

わかっていただきたいのが、

この4つの過程を最後まで踏まないとむし歯はできないということです

なので、できるだけ初期に予防をしていきましょう!

そして特に3歳までにむし歯にならない子はその後も安定したお口の環境になるという研究もあります

なので3歳までは

  • 口移しはしない
  • 砂糖は極力控える
  • フッ素を適切に使用する
  • キシリトールを補助的に使う
  • 歯医者には定期的に受診する

などを目指して頑張ってみてください!

今日は以上になります!

もしまた何か質問などあればご連絡ください😊

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