歯医者さんの一番の仕事は予防

将来こどもにどのようなお口の状態をプレゼントしてあげたいですか?
綺麗で素敵な笑顔のお口になるか、銀歯や治療痕がたくさん残るお口になるかは、 永久歯が生えてくる前に予防をして、キレイな口内を保てるかにかかっています。いちどむし歯になると以下の大きなデメリットがあります。

  • 治療後、二次的なむし歯になりやすい
  • 削った部位は再石灰化の機能がなくなる

こども、両親、歯医者さんがタッグを組み、こどものお口の健康を守らなくてはいけません。

歯医者さんは歯の治療だけをするところではありません。
こどもが一生健康に、素敵な笑顔で過ごせるように、 一丸となって予防に取り組んでいきましょう。

むし歯ができる理由

みなさんはむし歯ができる理由を知っていますか?
歯磨きをしっかしても、むし歯になる子。
甘い物をたくさん食べても、むし歯にならない子。
ポイントは、いろいろあるむし歯リスクに対して 「対策ができているか」です。

むし歯のリスクと対策

  • リスク

    歯垢がどれだけついているか

    対策

    おうちでの適切な歯磨き
    歯医者さんでの専門的なお掃除

  • リスク

    間食・ジュースの頻度

    対策

    日常的な食事内容への配慮

  • リスク

    酸性に傾いた口内でいる時間

    対策

    食事の頻度への配慮

  • リスク

    歯の強さが低い

    対策

    フッ素の使用
    唾液の作用

おうちでできる3つの予防

歯磨き

およそ10歳までの仕上げ磨きをオススメしています。2つのポイントを知っていれば、より効果のある仕上げ磨きができます。

  • 歯垢が溜まりやすい場所はどこか
  • むし歯になりやすい場所はどこか

当院では定期的に染め出しをし、どこに磨き残しがあるか、目で見て確認します。
こどもだけでなく、両親の仕上げ磨きのレベルをあげることも定期受診の大切な目標です。

食事内容

むし歯菌の栄養は砂糖です。
砂糖の入ったお菓子やジュースを間食にするのは極力避けましょう。お口のなかに砂糖がなければ、むし歯菌も活動できません。

食事の頻度

食事のあとの口内は、一時的に酸性になります。歯は溶けますが唾液の作用ですぐに再石灰化がおき、元に戻ります。
 ちょこちょこ食べをしてしまうと再石灰化が行われません。1日3食で間食は1~2回と食事のリズムを整えましょう。

規則的な食事の頻度の場合

不規則な食事の頻度の場合

むし歯になりやすい口内が酸性の時間(赤色の部分)が長くならないよう、ちょこちょこ食べに注意しましょう。

歯医者さんでの3つの予防

  • むし歯の予防
  • かみ合わせの予防
  • 歯医者さんに慣れてもらう

3つめの 「歯医者さんに慣れてもらう」は特に重要で、 歯医者さんでのコミュニケーションから自主的な正しい歯磨きに繋げたり、 怖いからという理由での受診の遅れによるむし歯の悪化を予防します。
 3か月に1回の定期健診 を通して、様々な面から将来まで続くお口の健康に貢献します。

定期検診のながれ

  • STEP 01

    検査

    視診、レントゲン撮影で歯の状態の確認をします。
    また、お口の中を写真撮影し記録します。

  • STEP 02

    歯磨き指導/染め出し

    目では見えにくい歯垢をしっかりと染め出し、どこに磨き残しがあるが確認します。
    その上でひとりひとりに合わせた歯磨き指導を行い、日々の歯磨きのレベルアップを目指します。

  • STEP 03

    歯のお掃除

    歯科衛生士が専用の器具を用いて、心地よくクリーニングを行います。
    日々の歯磨きでは落ちにくい汚れや、歯石をキレイにします。

  • STEP 04

    フッ素塗布

    ・歯の再石灰化を高める
    ・歯を強くする
    ・むし歯の活性を弱める
    などの効果がある、歯医者さん専用の高濃度のフッ素を、約半年に1回塗布します。

  • STEP 05

    おしまい

    最後はご褒美のガチャガチャのコインをプレゼント!
    楽しく歯の健康につながるいろんな景品を用意していて、みんなに笑顔で帰っていただけます。

075-721-5511

9:30〜13:00/14:30〜18:00

休診日:木曜・日曜・祝日